不順な天候の続くことが珍しくない英国では、天気は常に人々の最大関心事といえる。しかし、必ずしも雨だけがゆううつな気分の原因にはならないようだ。最新の調査の結果から、人々が長年信じてきた、天候が人々の気分を左右するとの考えはどうやら間違っているらしいという説が発表されたことを、「デイリー・メール」紙が報じた。
英国の経済学に関する学術誌として知られる「王立経済学会」に発表された調査によると、気象パターンと人々の気分に相関関係はないという。
調査では英国気象庁のデータ、および5500世帯を対象に1991年以来行われている、収入や健康など複数の分野を網羅した「英国世帯パネル調査(British Household Panel Survey=BHPS)」の『幸福指標』を利用。気温の変化と喜び、雨と悲しみなどのつながりをみつけようとしたが、顕著な相関関係はみられなかったとされている。
調査を担当したウェストミンスター大学のフランツ・ブスカ博士は「天気が良いと機嫌は良くなるかもしれないが、より深い意味での幸福感は収入や仕事、健康などに影響を受けることが調査で分かった。少しばかりの雨で、私たちは落ち込んだりはしない」とコメントしている。
ただし、1つだけ例外があったことも指摘された。天気の良い日に仕事をしなければならないとき、人はよりみじめな気分になることだけは確かだったという。

















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