
事件はバーミンガムで3月5日に最終日を迎えた、「ケンネル・クラブ」が主催する世界最大のドッグショー「クラフツ」の幕が下りてから起きた。ショーに出場し、出場カテゴリーで2位に輝いたアイリッシュセッターのジャガー君=写真(「デイリー・テレグラフ」紙より)=が母国ベルギーに帰りついた途端、死ぬ事態が発生。胃の中からは毒物が検出されたという。誰がどのような理由で毒を盛ったのか? また、他にも毒を盛られたとされる犬も続々と現れ、連日新聞を賑わす、ちょっとした怪事件の様相を呈している。各メディアが報じた。
死んだジャガー君の飼い主のアレクサンドラ・ラウワーズさんは当初、彼女の愛犬は『嫉妬深いライバル』によって殺されたに違いないと主張していたが、共同飼い主であるレスター県のミリガン-ボット夫妻が、「(犬を愛する人が)そのようなことをするとは信じられない」との考えを示したのを受け、当初の主張を撤回したという。
しかし、ジャガー君以外にも具合が悪くなったとされる出場犬は6頭いるとの報道もある。特にジャガー君の隣に座っていた犬はひどく体調を崩したといわれている。
さらに、ここへきて、主催者のケンネル・クラブは、ジャガー君が毒入りのエサを食べたのはドッグショー閉幕の28時間後だったとする専門家の見解を公表。困惑は深まるばかりで、愛犬家のあいだに広がった動揺はおさまりそうにない。
外国人オーナーの犬が英国のドッグショーに出場することを嫌う『愛国主義者』の仕業か? はたまたドッグショーを憎悪する過激な動物愛護主義者の抗議なのか? あるいは動物を苦しめることが目的の愉快犯の所業なのか? それとも、ライバル犬たちの抹殺を狙った愛犬家の自分勝手な行為なのか? 真相は依然として闇の中にある。

















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