5月7日の総選挙を前に、与党保守党、最大野党労働党などのあいだで中傷合戦が繰り広げられているが、労働党党首エド・ミリバンド氏が『ヘマ』をやらかし、保守党に格好の攻撃材料を与えてしまったことを「デイリー・テレグラフ」紙が報じた(写真は「デイリー・テレグラフ」紙より)。
なぜか個人的に嫌われがちで、声が悪い、人気のクレイアニメ『ウォレスとグルミット』のウォレスに顔がソックリなど、政治手腕とは関係のないことで話題になることも少なくないミリバンド党首。
夫人のジャスティンさんが、公共放送局「BBC」のインタビューに応じるという異例の行動をとり、同党首の人間性について擁護するのに奮闘するなど、同党首の人気アップが労働党の得票数増加に直結することから、周囲もイメージアップに躍起になっている。
そのような中、ミリバンド夫妻の北ロンドンにある自宅で撮影されたという日常風景が思わぬ『口撃』対象となっているという。
ミリバンド党首の庶民性を強調するための動画だったが、同党首とジャスティンさんが紅茶をマグカップで立ち飲みしている姿=写真右=に、まずかみついたのが与党院内幹事長マイケル・ゴヴ氏の夫人で新聞コラムニストのサラ・ヴァインさん。
「味気なく、温かみのないキッチン」で「まるで共産主義時代のキッチンのよう」と酷評。これに対して、ミリバンド夫妻と親しく家族ぐるみでのつきあいがある、新聞コラムニスト、ジェニ・ラッセルさんが反論。「これは、ミリバンド家の『セカンド・キッチン』で、居間のつづきにあって、お茶をいれたり簡単なスナックを作ったりするためだけのもの」とコメント。ミリバンド家の本当のキッチンはもっとすてきで温かみがある、と弁護したかったようだが、逆効果となり、保守党に「キッチンが2つもある豪邸にお住まいとは」とからかわれる結果になった。実際、同党首の家は200万ポンドといわれる高額不動産とされている=写真左。
労働党政権時代、公用車に高級車ジャガーを2台もかかえていたことから、「2ジャグズ」と陰口をたたかれた、元副首相ジョン・プレスコット氏の例にならい、「2キッチンズ」というあだなまでつけられるに至っている。
こうした『ヘマ』を挽回するのは決して容易ではない。労働党広報のお手並み拝見、というところか。


















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