3/12 男性の自殺者数、過去10年で最多に

自らの命を絶つという選択に踏み切るのは、男性の方が圧倒的に多く、その数が過去10年で最多を記録したことを、「デイリー・メール」紙が報じた。

国家統計局が公表した統計結果によると、2013年に、15歳以上において、自殺が原因で死亡した人の数は6233人で、前年よりも252人多く、4%増加。うち、女性は1375人だったのに対し、男性は4858人で、全体の78%を占めた。男性が自殺を選ぶ確率は女性の3倍の高さにのぼり、人口10万人に対し19人となり、2001年以来、最多となるに至っている。

自殺者数を年齢層別にみてみると、最も多い年齢層は男性の45歳から59歳で、1981年以来、常に『ワーストワン』の順位を維持。また、女性においても同様の結果となった。

もっとも、他の年齢層の自殺者数が決して少ないわけではなく、イングランド及びウェールズの20歳から34歳における主な死因として、自殺が全体の24%と高い割合を占め、35歳から49歳でも13%となっていることが報告されている。

さらにイングランド内を地方別に見ると、北東部が最も高い割合になっており、人口10万人に対する自殺者の数は13・8人。一方、ロンドンでは7・9人で、意外にもイングランドで最も低い割合となっている。

レディング大学のシャーリー・レイノルズ教授は、「自殺者数に、経済状況と雇用状況が大きく影響していることは否めない」と話し、また、鬱病も自殺の大きな原因となる病気だと指摘。NHS(英国民医療サービス)は鬱病治療のために1万人の医療スタッフを増加したものの、鬱病を自覚し、NHSに相談に訪れたり、助けを求める男性が非常に少ないのが現状だと憂えている。

同性同士のお喋りなどでストレス発散にいそしむ女性に比べ、男性は内にこもる傾向があり、この性質が男性の自殺者数の増加に拍車をかけているのではないかと懸念されている。

 

 

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