3/3 こんなものにまで鍵…病院での盗難がエスカレート

 不特定多数の人々が出入りする病院での盗難問題が深刻化している。小児病棟では入院中の子供たちが遊ぶためのおもちゃまでもが盗まれ、職員たちが頭を悩ませているという。「デイリー・メール」紙が伝えた。

 気管支炎のため入院中の息子ソーレンくん(2)を見舞うため、サウス・ウェールズのニューポートにあるロイヤル・グウェント病院を訪れた父親のディーンさんは、目を疑った。息子が音楽の流れるおもちゃで遊ぼうとしていたものの、そのおもちゃが自転車用のロックでベビーベッドの柵に頑丈にくくりつけられていたためだ。

「強いショックを受けた」ディーンさんが、病院職員に理由をたずねたところ、あまりに多くのおもちゃが盗まれ、「こうするより仕方がない」との説明を受けたという。「入院している子供たちのためにある、おもちゃを盗む人がいるなんて」と、ディーンさんは憤る。同病院では、待合室のテレビも盗まれたほか、診察中の医師の衣服や貴重も盗難被害にあっていると報じられている。

 病院で発生している盗難事件について、同病院をはじめとする14の病院を運営するアナイリン・ビバン大学健康評議会の広報担当者は、「残念ながらおもちゃまでもが盗まれているのは事実。盗難事件はそれほど頻繁に発生しているわけではないが、病院内に置かれている人気製品や、スタッフの貴重品に関して、鍵をつけたり、保管場所に気をつけたりするよう注意を促している」と話している。

 小児病棟での盗難事件が表面化したのは今回が初めてではない。昨年4月、ロンドンのグレート・オーモンド・ストリート病院に寄付された数千ポンド分ものおもちゃが盗まれ、大きく報じられた。中には高価なテレビゲーム、ボードゲームや赤ちゃん用のおもちゃまでが含まれていたという。

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