
2015年2月22日に、ロサンゼルスのハリウッドでアカデミー賞の授賞式が行われる。1年の中で映画界最大のイベントといえる同授賞式を目前に、2007年に栄えある主演女優賞を獲得した英女優、ヘレン・ミレンさん(69)が雑誌『Variety』のインタビューで、当時のことを振り返っている。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
ダイアナ元妃の事故死をきっかけに、英王室が直面した危機をえがいた映画『クィーン』=写真右=で、主役のエリザベス2世を演じ、メリル・ストリープさんや、ジュディ・デンチさんなどの強豪をおさえ、見事主演女優賞に輝いたミレンさん。「短距離走やマラソンなどのレースなら、誰が1番か明確。けれど、演じるということは、絵を描いたり、文章を書いたりするのと同じで、甲乙をつけることはできない」と、持論を展開した。
授賞式では、もちろん「うれしかった」ものの、冷静だったようで、自分の名前が呼ばれて舞台にあがったときも、涙を見せることはなかった。
ところが、ヒースロー空港で予期せぬことが起こったという。
授賞式のあと、一連の日程を終えてヒースロー空港に帰着したミレンさんが、荷物が出てくるのを待っていたときのこと。誰かがミレンさんだと気付き、拍手を始めた。
拍手の輪はまたたく間に荷物受け取りホール中に広まり、ミレンさんは拍手の渦に包まれた。おびただしい数の人々からの拍手に圧倒されるとともに、胸をうたれたミレンさんは、荷物の中からアカデミー賞受賞者に手渡されるオスカー像を取り出し、掲げて見せずにはいられなかったという。「思わず泣いてしまった」とミレンさんはインタビューで告白している。
ちなみに、授賞式で舞台にあがる時に、ハンドバッグを持ってあがってしまったことを今でも恥ずかしく思っているという。
「(そういう場合にはバッグは置いて舞台にあがるものだということは)誰もあえて教えてくれる類のことではないから」と話している。

















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