2011年に出版されるやいなや、欧米を中心に世界的ベストセラーとなった官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。恋愛経験のない女子大生が、ある性的嗜好をもつハンサムな大富豪と『主従関係』を結ぶという内容で、倒錯した性描写が話題になったが、多くの女性読者の支持も得て大ヒット。英国では2月13日から映画も公開され、「18禁」作品としては記録を塗り替える人気ぶりを示している。
しかし、この話題作の映画公開で戦々恐々となっているのは、意外にもロンドン消防局だという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
英国ではエレベーターに閉じ込められた人や、木から下りられなくなったネコを助けるのは消防署員の役目。ロンドン消防局では、手錠で拘禁するベッドシーンなど映画を見て模倣するケースが増え、『事故』が起き、救急隊員への出動要請が増加することを警戒している。
実際、小説が出版された後の2013年4月以降、小説を真似したことが原因と思われる『恥ずかしい事故』での緊急呼び出しが増加しているとう。手錠プレイで手錠が抜けなくなったなどで救急隊員が出動した回数は28件、男性器にはめた「輪」が抜けなくなったケースは7件あったという。
こうした事故の増加をうけて、消防庁の担当者デーブ・ブラウン氏は「映画を見に行ったとしても、常識の範囲で行動してくれることを願うばかり」とコメント。ちなみに同局ホームページでも注意喚起は行われ、そのタイトルも「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」ならぬ、『フィフティ・シェイズ・オブ・レッド』と洒落ている。『血』を見ないようにほどほどに、という意味とみた。消防隊員のお世話にならないようご協力を!

















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