2/2 惜しむ声続々…自然史博物館の人気者、ついに引退させられる? 

自然界に関する展示とその重厚な建築で世界でも確固たる地位を築いている、ロンドンの「自然史博物館(Natural History Museum)」。同館に足を踏み入れた来場者をまず圧倒するのが、大ホールに展示された大型恐竜の模型=写真(撮影:Drow male)だ。同館のシンボルともいえる存在だが、これを『引退』させる意向であることが発表され波紋を呼んでいることを「デイリー・メール」紙が報じた。

子供たちに「Dippy(ディッピー)」の愛称で親しまれてきた全長約25メートルの大型の草食性恐竜、ディプロドクス(Diplodocus)の模型は、自然史博物館に1905年にお目見えして以来、110年もの長きに渡り来場者を喜ばせてきた。

だが、同館館長であるマイケル・ディクソン氏の陣頭指揮の下、展示内容の大々的な見直しが10年計画で進められようとしており、その一環としてディッピーを、同じく全長約25メートルあるシロナガスクジラの骨格標本に置き換える案が浮上。ディクソン氏は「(ディプロドクスについては)同館が誇る大ホールを飾る目玉の展示品としての役目はもはや終えたと考えている。一方、シロナガスクジラの展示は、自然環境を守ることに対する我々の責務を常に思い起こさせてくれるはず」と説明している。

この『ディッピー引退』の計画が発表されるや、ディッピーの引退を惜しむ人々から抗議の声が続出。自然史博物館では、ディッピーは倉庫に保管されたりせず、英国内を巡回し展示される予定であるとし、『お払い箱』になるわけではないと弁明している。

 
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