
ロンドンの観光名所としてすっかりおなじみとなった大観覧車「ロンドン・アイ」。1月より米国大手飲料企業「コカコーラ」が新たな公式スポンサーとなったため、この「ロンドン・アイ」の名称がこのほどコカコーラ・ロンドン・アイ」と改められた。外国企業にまた買われてしまったという腹立たしさに加え、砂糖を多く含み『健康に悪い』とされる飲み物を旗印とする企業が、多くの家族連れが訪れる名所を大々的に宣伝利用することに対し、市民団体をはじめとする人々の反発を呼んでいるという。「デイリー・メール」が伝えた。
これまではテムズ河の夜空を青く照らしていた観覧車が1月17日から真っ赤なコカコーラ色に『変身』。企業宣伝はライトアップだけにとどまらず、チケット売り場には製品ポスターが貼られ、スタッフの制服や警備員の帽子に至るまで、『コカコーラ・カラー』とそのロゴマークで埋め尽くされている。
あまりに露骨ともいえる同社のマーケティング手法には反発する人も多いという。子供の食事改善を掲げるチャリティ団体「チルドレンズ・フード・キャンペーン」のマルコム・クラーク氏は「オブザーバー」紙に「多くの子供連れでにぎわう国際的観光名所で人口甘味料たっぷりのソフトドリンクを大々的に宣伝することは、人々の肥満、糖尿病、心臓病、虫歯を助長することにもつながる」と厳しいコメントを寄せた。
18日には活動家たちが観覧車の前で500本の歯ブラシを訪れる人に配るキャンペーンを敢行。これは週平均500人の子供が虫歯と診断されることにちなんだ数だとされる。
一方、こうした批判に対し、ロンドン・アイの共同スポンサーでありアトラクション施設を運営する大手エンターテインメント企業「マーリン・エンターテインメンツ」社は「利用客は自分の食生活をどうするか、自分で判断できるもの」と反論しているという。
バッキンガム宮殿もそのうち外国企業のスポンサーロゴ入りとなるかもしれないと、皮肉をこめてコメントする有識者も登場。公的といってよい施設のスポンサーとして、どこまで企業宣伝が許されるべきか、議論の余地は多いにあるのかもしれない。

















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