利子の計算の仕方からローンの仕組みまで、金融商品の中身について、正しく理解している人がどれくらいいることか。大多数は苦手としがちで、はなから理解することをあきらめていると認める人も少なくない。しかし、わからないままでいることにより、1人あたり年間428ポンドも損をしていることが最新の調査で明らかになった。「メトロ」紙が報じた。
政府の政策の一環として設立された、消費者に金融アドバイスを行う独立組織「マネー・アドバイス・サービス(MAS)」が、3000人を対象に行った調査によると5人中4人が自ら購入する金融商品の約款を一度も読んだことがないと告白。
また、一般的な金融用語である「複利」(compound interest=複利法によって計算された利子のことで、元金によって生じる利子を次期の元金に組み入れて計算。元金だけでなく利子にも利子がつくため、次第に利子がふくらんでいる)についても多くの人が知らないと回答したという。
専門用語の略語や頭文字だけをとった省略形はさらに人々を混乱させることも調査で明らかになった。回答者の約4分の1近くがISA(Individual Savings Account)について知らず、そのうち11%は「Interest Secured Annually」のことだと勝手に思い込んでいることが判明。一方、30%の人々はAPR(Annual Percentage Rate)が「年率」の意味であることを知らなかった。
さらに憂えるべきことに、短期小口の高利ローンである「ペイデイローン」を利用する人々の3分の2が利子のことをきちんと理解しておらず、6人に1人がローンは返済の義務がないとすら考えていることが報告されている。
統計によると英国では年間210億ポンドが金融商品の購入に費やされるという。商品知識がないまま購入するには大きな金額といえ、金融専門家ジェーン・シモンズさんは、「よくわからないまま契約書にサインして、その後何年も苦しむことにもなりかねない」と警告している。

















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