このほど、実際に逮捕された『プロの泥棒』に空き巣に入ってもらい、その心理や行動を調べる研究が行われ、泥棒が滅多に入らない場所が明らかになった。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
常習犯である6人のプロの泥棒と犯罪歴のない一般人6人の協力を得て、ポーツマス大学の研究チームが2種類の実験調査を行った。最初の実験では、頭部装着型のカメラと全身の動きを計測する特殊なスーツを着用してもらい、空き巣に入ってもらうという実験。『泥棒』が盗むであろうとされるモノにすべて触れてもらったという。次に行われた実験では、同じことをパソコンの画面上で行ってもらったという。盗むと考えられるものをマウスでクリックしてもらい、頭部装着型のカメラが捉えた映像をもとになぜその行動をとったのかなど泥棒の『行動心理』を説明してもらう実験を行ったと報告されている。
上記2つのテストにおいて、プロの泥棒は全員が裏口から入ると回答。一方、泥棒初心者は表玄関から入ることが分かった。さらにプロの泥棒全員が屋内を効率よく物色するにあたり、共通のパターンがあることも明らかになった。彼らの半数はまず2階の寝室を目指し、1階に下りる前に浴室には目もくれないことが判明。そして、ベテランの泥棒は1階で物色する時間に、2階でかけた倍以上の時間をついやすことも指摘された。一般的に1階の方がより高価なものが置かれていることが多いからと説明されている。
盗む品についても素人とプロの差は歴然とあり、同じ家に空き巣に入った場合でも、プロはブランド物のバッグや財布、現金、電話など1000ポンド以上のものを選んで盗み出すのに対し、泥棒初心者が手に取ったものの合計金額は到底それに及ばないという結果に終わった。
調査を行ったポーツマス大学心理学部のクレア・ニー教授は「犯罪者の行動心理を明らかにする一連の実験調査は、犯罪防止に役立つ」とコメントしている。
これからは、貴重品は浴室のタオルの下に隠しておくとよいかもしれない。いや、すでにこの記事は泥棒の目にも入ってしまい、もう浴室は『安全な隠し場所』ではなくなってしまったかも…。残念!

















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