
「スコットランドヤード」の名前で親しまれるロンドン警視庁(Metropolitan Police=略称「Met」)。現在の所在地、ニュー・スコットランドヤードにある本部を、2016年にはビクトリア・エンバンクメント地区に移す予定だが、折りしも地価高騰に沸くロンドンの不動産市場、この移転に伴う不動産売却で、当初想定されていた金額より1億2000万ポンドも高い3億7000万ポンドの利益を得ることが明らかになった。「メトロ」紙が報じた(写真と地図は「メトロ」紙より)。
アラブ首長国連邦のアブダビに拠点を置く投資会社が本部跡地を購入。1960年代に建てられた、ロンドン警視庁の現在のビルは取り壊され、再開発が行われる予定と報じられている。
思いがけず大金を手にすることになったロンドン警視庁だが、利益はタブレット端末やスマートフォン、ボディカメラの導入など現場の警察官の装備の充実を図るためにまず使われるとのこと。
その一方、ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏は売却利益で、警視庁本部にある、歴史上の犯罪者の資料や遺留品を収めた『黒博物館』(現在一般非公開)を一般に開放する博物館へ生まれ変わらせることも計画しているという。
ロンドン警視庁の表看板である、「ニュー・スコットランドヤード」のくるくる回る三角形の標識も新しい移転先へ共に引っ越す予定だ。
「この建物の売却益により、警察官たちは最新装備で任務にあたることが可能となる。ロンドンをますます安全な街へとするために、彼らは貢献してくれるだろう」とジョンソン氏はコメントしている。

















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