不況下で、通勤通学に自転車を選ぶ人が増えたことに比例するように、ロンドン市内で自転車が関与する交通事故が増加。過去3年間で26%も増え、1日あたり10件以上の自転車関与事故が発生しているという。「イブニング・スタンダード」紙が報じた。
ロンドン市内の学校から半径500ヤード(約460メートル)以内で起きた交通事故について調査を続ける保険会社「アクサ」が、結果をこのほど発表した。それによると、2008年~10年の3年間で年間3244件だった自転車が関与する交通事故は、11年~13年では年間4,087件に増加したという。
「アクサ」は独自の調査結果をもとに、「体験型・道路安全地図」を発行し、生徒・児童の安全を守るために保護者、学校、自治体がイニシアチブをとるよう訴えている。
一方、増加しているのは自転車事故だけにとどまらない。同じく「アクサ」の「地域の道路安全指標」によると自転車以外の事故も微増していることが明らかになった。08年~10年の3年間で、ロンドン市内では6万9950件の交通事故(高速道路での事故を除く)が発生。このうち5万9900件は学校から500ヤード以内の道路で発生している。11年~13年にはこの数が7万1119件に増加。学校から500ヤード以内で起きる事故も6万1024件と2%近く増加していることが報告された。
さらに、英国内で唯一、ロンドンだけが、サイクリストから歩行者、子供から大人といったあらゆる年齢層やタイプの犠牲者が増加していることも調査では明らかになった。
11年以降、子供が巻き込まれる交通事故は週平均で201件発生し、学校付近での自転車関与事故は週あたり257件に上るという。ロンドン交通局は「自転車関与事故の数がきわめて多いことは憂慮すべきこと。事故を防ぐためにも我々は向こう10年で10億ポンド近くを投じて、自転車が安全に走行できるロンドンへと設備投資していく」とコメントしている。

















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