似ているけれど、いつもと若干違う色の1ポンド硬貨がいつのまにかサイフにまぎれこんでいる…どこかで手渡された釣銭に含まれでいたのだろうが、次に支払うときに使えばいいかな―こうして、英国で堂々と出回る硬貨は増加の一途をたどる。
今や、100枚のうち3枚の1ポンド硬貨はニセモノといわれるほど、偽造問題は深刻なものとなっている。これに対抗し、1ポンドの形を劇的に変える案が進められているという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
ジョージ・オズボーン蔵相がこのほど、新1ポンド硬貨のデザインを公表。現在の円形の1ポンド硬貨ともっとも違うのはその形状。新硬貨は12角形となる予定(写真は「ロイヤル・ミント〈王立鋳造局〉」提供)。
斬新な形であることから、しばらくは偽造硬貨もなりをひそめると見られているものの、導入にあたっては、高額な費用が必要になるとして複数の関係機関から悲鳴があがっている。
例えば、英国の自動販売機ビジネスに携わる企業や組織からなる「Automatic Vending Association」では、英国全土にある45万台とされる全ての自販機を調整するのに7200万ポンドかかるとコメント。駐車場業界の関係各社・組織からなる「British Parking Association」でも、5000万ポンドの費用を見込む必要があると反発している。
政府では2017年の導入を目指しているとされるが、実現までには多くの問題を乗り越えることが要求されそうだ。

















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