11/24 英国で無駄に捨てられる食物は…年間420万トン!

 英国で捨てられている食物は、年間700万トンにも及ぶ。無駄に捨てられているのはこのうち420万トン、しかもその4分の1は、購入後に封も切らず、手つかずのまま捨てられている現状が、今回実施された調査で明らかになったことを「デイリー・メール」紙が報じた。

 「Waste and Resources Action Programme(Wrap)」が3000家族を調査し、その結果をもとに英国全体の数値を割り出したところ、年間700万トンもの食物が捨てられている計算になることが分かった。そのうち骨やティーバッグといった「食べられない残飯」を除くと、食べきれない、あるいは腐っていないにもかかわらず賞味期限が切れたからなどの理由で、無駄に捨てられている食物は420万トンに上ることが判明。

 これらの食材を捨てなければ、平均的家庭で週6回分の食事をまかなうことができ、食費を年間で700ポンド節約することができる計算になるという。

 食品廃棄物に関する政府の諮問機関は、食物がこれほど大量に無駄に捨てられている原因として、①表示されている「賞味期限」がまだ食べられる食品の破棄を招いている、②『buy one get one free』(ひとつ買うとひとつ無料になる安売り法)をはじめとする商法が必要以上の買い過ぎと、それにより食品を腐らせるケースを増やしている、③基本的な調理技術の低下で食品をうまく使い切れず無駄が生じている、といった事柄が挙げられている。

 比較的劣化の早い精肉などには消費期限(use-by dates)が表示されおり、その期限内に消費しなければならないが、賞味期限(best-before dates)は単にその食品の香りや食感が、メーカーの希望するレベルに保たれる期限の目安。賞味期限を消費期限と混同する消費者が多いのが実情。

 また、家族が食事を残さないと、準備した量が充分でなかったと後悔する習慣があることも指摘されている。

 ちなみに、調理もされずに捨てられている食料品のトップはジャガイモで、その量は年間23万トン、その他の野菜が合計26万トンで、中でもトマトとキノコ類が多く捨てられている。果物は24万トンで、最も多く捨てられている果物はリンゴで、1万トンだった。

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