10/31 花火の季節というのに…小さな火事だと消防車はきてくれない?

花火といえば日本では夏の風物詩だが、英国では11月5日のガイ・フォークス・デー(※)前後がピーク。この11月1日、2日の週末には、気の早いお祭り好きが公園などで花火をあげて楽しむことから、消防署にとっては、1年のうちでも最も多忙な週末のひとつになると見られている。ところが、イングランドでは消防士の組合「Fire Brigades Union(FBU)」のメンバー3万6,000名が31日午後6時より4日間にわたる長期ストに突入。ゴミ箱のぼやや、エレベーターの故障で人が閉じ込められたといったケースでは、消防士がなかなか来てくれないという事態も起こり得るとして、注意が呼びかけられている。BBCなどが報じた。

今回のストは、消防士の年金受給開始の年齢を55歳から60歳に引き上げる政府案への抗議行動として計画されたもの。FBUのメンバーは、公務員の中でも、もっとも恵まれた年金制度の恩恵を受けることのできる国会議員が、消防士の年金制度を『改悪』しようとしていると反発。年金のために、より多く支払うよう強要されるにもかかわらず、受け取り金額は事実上減ることになると不満を募らせている。

8月には、イングランドとウェールズで、同様のストが行われたが、今回、ウェールズ自治政府は見直しを約束したことから、ウェールズのFBUはストを見送ることを決定したという。

このストの期間中、政府は民間企業に緊急サービスを代行させるとともに、今回のストに対して「無意味」と非難している。

 

※ガイ・フォークス・デー:英国国教会(プロテスタント)優遇政策をとり、カトリック教徒を弾圧した、英国王ジェームズ1世(スコットランド王ジェームズ6世)を国会議事堂ごとふきとばして爆殺しようとした、カトリック教徒のガイ・フォークス一味の陰謀が、1605年11月5日に失敗に終わったことを記念する日。ガイ・フォークスをかたどった人形を燃やしたり、かがり火をたいたりするようになり、現在では大掛かりな花火も打ち上げられるようになっているが、たいてい、11月5日の前後の週末に行われる。

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