完治を約束する特効薬や治療法はいまだみつかっておらず、死亡原因の多くを占め、誰もが恐れるがんだが、英国の高齢者がより恐れているのは認知症であることが調査により明らかになったことを各紙が伝えた。
50歳以上の人々を対象に保険など様々なサービスを提供する「Saga」が、50歳以上の500人を対象に、最も患いたくない病気について調査を実施。これによると、全体の68%が、一番に認知症と挙げ、がんの9%を大きく上回ったことが判明。これに続いたのが心臓病で4%、糖尿病と答えた人も1%いた。
現在英国の認知症の患者数は約80万人だが、今後平均年齢が上昇し、高齢社会がさらに進むと、それにともなって認知症の患者数も増加を続けると推測されている。
認知症の兆候として、ひどい物忘れ、問題解決能力の低下、または話す時にろれつがまわりにくくなることが挙げられているが、アルツハイマー病や脳卒中といった脳の病気により引き起こされることも多い。
「Saga」のポール・グリーン氏は「認知症と診断された場合、自分自身のこと以上に、介護などでまわりの家族に与える負担について想像し、それを不安視する人々が増加している」と分析。同氏はさらに「まわりに迷惑をかけたくないと思うゆえに、認知症を恐れる気持ちは理解できる。ただ、認知症は早期に発見されれば、早めの対処が可能であることを忘れないでほしい」とコメントしている。「認知症とどう付き合っていくか、周囲の人々が認知症患者をどうサポートしていくかなど、認知症についてより知ってもらう教育の機会が必要」とも同氏は話している。

















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