英国で10代の少女が将来を考えた場合、大学に進学する、仕事に就くといった選択肢のほかに、子供を生んで『シングルマザー(未婚の母)』になることも道のひとつと言われるほど、10代の妊娠・出産が珍しいことではなくなってしまってから久しいが、このほど行われた調査で、10代で母親になるケースが大幅に減っていることが明らかになった。「デイリー・メール」紙が報じた。
英国でシングルマザーとして生きていくことは、ラクとは言えないものの、家族(特に母親)からのサポートや福祉手当があれば、実現可能といえる。これに加え、性体験の低年齢化が進んだことも、10代の妊娠・出産の増加に拍車をかけ、深刻な問題と化していた。
しかし、イングランド&ウェールズにおいて、2006年に約4万5000件を数えていた10代の出産が、昨年、3万件を切ったことが判明。1951年以降の統計の中で、最も低い数字となったことが報じられた。
25%余という大幅な減少を見るに至った理由として、ノッティンガム大学のデヴィッド・ペイトン教授は、女子生徒の進学率の上昇、家族から未婚の母を出すことを快く思わない、向上心の強い移民家族が増えたことを挙げる一方、もうひとつ、意外な理由について言及している。
その意外な理由とは、フェイスブックをはじめとする、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の発達だという。10代の女生徒たちがフェイスブックなどに夢中になり、多くの時間を割くようになった結果、異性との交際い費やす時間もエネルギーも減少。これにより、10代の妊娠・出産が大幅に減ったのではないかと同教授は自論を展開している。
SNSの発達にともない、ひどい中傷を受けて傷つき、自殺者まで出るという、また別の深刻な問題がもたらされている現状を憂える声も聞かれるが、予想外の形でSNSのプラスの面が指摘されたといえるかもしれない。

















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