プライベート・ジェット機といえば、有名実業家やセレブたちが乗るもの、と相場が決まっており、一般庶民とは縁のない存在ともされがちだが、チャーター便会社によっては、『激安』の運賃でフライトを提供することもあると、「デイリー・メール」紙が伝えている。
対象は欧州圏内のルートで、渡航日ぎりぎりになってから発売される場合が多いとされるが、最高75%引きの運賃でフライトを提供するチャーター便会社の例があるという。
激安運賃のカラクリは『empty-leg』(カラの便=空き便)。通常の運賃で予約した乗客を迎えに行く際の往路や、乗客を目的地で降ろしたあとの帰路が、こうした『カラの便』となる。乗客がゼロでも飛ぶしかないことから、たとえ激安でもお金になったほうが良いというチャーター便会社の判断で、売りに出されるのだという。
ケンブリッジ出身のサム・カーさん(41)は、夫の50歳の誕生日祝いに、『カラの便』を利用。友人5人を含むグループでプライベート・ジェット機に乗ってニースに渡航し、「素晴らしい空の旅だった。映画スターになったような気分が味わえた」と、旅の思い出を語る。
この時はロンドンからニースへの片道で、運賃は1人あたり171ポンド。ちょうどその時期、格安航空会社「easyJet」のニースへの片道が200ポンド超だったといい、カーさんたちは良い買い物をしたといえる。
ちなみに、欧州圏でのプライベート・チャーターは年間で26万便とされている。『カラの便』もかなりの数になりそうだ。
しかし、プライベート・ジェット予約ウェブサイト「Victor」のクライヴ・ジャクソン氏は、『カラの便』は離陸の1時間前にキャンセルになっても補償がないなど、予期せぬ落とし穴があるので注意が必要と話している。

















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