ブライトン、ヘイスティングズといった、英国で海辺の「リゾート地」とされる町には、海にせり出した「ピアー(埠頭)」があり、そのピアーの上には、かつてコンサート・ホールや舞踏場などに使われた歴史的建造物が建っていることが少なくない。しかし、老朽化が進むばかりの建造物が多く、火災に見舞われるケースが後を絶たない。30日の昼間に起こった火事により、不運なピアーがまた一つ増えたことを各メディアが伝えた。
30日午後3時、イングランド南部にある海辺の保養地イーストボーンのピアーで火災が発生=写真(「デイリー・メール」紙より)。60名あまりの消防士が駆けつけ、懸命の消火作業が行われたが、144年前に完成し、「グレードII」の歴史的建造物として登録されている建物の大部分が灰と化してしまったと報じられている。
近年はショッピング・モールとして利用されていた、この建物部分の壁に施された電気配線が火の元と見られているが、出火理由について調査が行われる。
英国では、2010年にヘイスティングズのピアーが火災で大きなダメージを受けたほか、ブライトンのウェスト・ピアーは2度の火災を経て2003年に消失。しかし、2008年に火災に見舞われながらも、ウェストン・スーパー・メアのピアーのように、2年後に再建された例もある。イーストボーンでも、再建を望む声が聞かれているが、それが叶えられるかどうかは分かっていない。


















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