世界でも最も古い動物園のひとつとされるロンドン動物園。入場者の減少に歯止めをかけるべく、若い層を呼び込むために夏の期間限定で毎週金曜、閉園後に特別見学イベント「Zoo Lates」を行っている。ワインつきのこの企画、なかなか好評とされているが、問題も生じているという。「デイリー・メール」紙が報じた。
このイベントには、現在までに約6000名が参加。一定量のワインは無料だが、チケットは最も高いケースでひとり35ポンドとかなり高額。このためか、『気合を入れて』アルコールを飲む参加者が続出している。
この結果、泥酔して羽目をはずす者が跡を絶たず、女性が鳥を殴った、男性がトラにビールをかけた、男性が服を脱いでペンギンの柵内に入ろうとした、多くの蝶が来場客に踏みつけられてしまった等々、人間の「ワイルドさ」が露見。さらには酔った勢いでライオンのオリの中に入り込もうとする女性までいたと報告されている。
また、奇声や大きな話し声、写真のフラッシュなどにより目を覚ましてしまう動物も少なくなく、動物たちが眠りを妨げられ、強いストレスにさらされているとして、懸念の声が寄せられている。
しかし、このイベントをやめられない事情があるという。同園のある関係者は、「園側としても望ましくないとはわかっていても、このイベントは収益が大きいため、続けるしかない」と複雑な実情を吐露した。
実際、80万ポンドの売り上げが同園の維持費にまわされたといい、ロンドン動物園の苦しい台所事情を考えると、ありがたいイベントといえる。
なお、同園側はトラとペンギンの件は認めているものの、他の件は未確認とコメント。また、この1年間で、『退場』を言い渡した参加者は3名に過ぎないと弁明している。

















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