イングランド西部デヴォンを流れるダート川河口を見下ろす崖の上にあり、4エーカー(約2ヘクタール)の敷地に建つ物件が競売に出され、話題を呼んでいる。「メトロ」紙が伝えた。
部屋数は56室を誇るものの、窓はゼロ。壁の厚さは1メートルで、地下2階にもスペースが広がるこの物件は「Hope Cove R6」と呼ばれる建物=写真(「メトロ」紙より)。実は第二次世界大戦後の冷戦時に英空軍がかつて所有していたもので、核戦争が起こり緊急警報が鳴った場合には、避難してくる要人を150名収容できるものだったという。
核爆撃を受ける可能性がなくなり閉鎖された後はトレヴァー・レスブリッジ氏(60)とデレク・ブッキング氏(74)が所有権を持ったが、このほど競売にかけられることになった。
落札予想価格は40万ポンド。レスブリッジ氏は、「これを何に使うかは考えもせず、投資目的で購入したが、デレクは74歳で私はもうすぐ60歳。誰かに買ってもらうなら今だと思い、競売に出すことにした。災害時の避難場所、あるいは別荘など、さまざまな用途が考えられるはず」と話す。
デヴォン県のサルコム近郊に、1952年に建造された同物件は、床面積2787平方メートル。重厚な防爆扉に守られているという。
また、敷地内にある、無線マストで年間1万ポンドの収入が見込めると説明されている。
競売業者のスコット・グレイでは「きわめて稀な物件。我々としては、『戦争なみに』活発な入札競争が展開されるよう期待している」と笑えないジョークをまじえてアピールしている。

















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