7月もなかばとなり、英国では本格的な「BBQ」の季節を迎えている。週末ともなれば、多くの家の裏庭から、モクモクと白い煙があがり、ビールやワイン片手に上機嫌でで肉が焼けるのを待つ客人たちの大きな話し声や笑い声が聞こえる…英国の夏の風物詩といってもいいだろう。さて、BBQといえば、牛肉のバーガー、豚肉のソーセージ、鶏のモモ肉と相場が決まっているが、今年は変化がみられそうだ。「デイリー・メール」紙が伝えた。
驚異的な売上げアップを見せているのは…シカ肉。市場調査会社「Kantar」によると、英国内のシカ肉の売上げは6月までの1年間で合計6400万ポンドとなり、前年比413%増という目ざましい数字を記録したという。
こうしたシカ肉の人気に注目した、各スーパーマーケットがより様々なシカ肉製品を取り入れつつあるため、さらなる伸びが期待されている。牛肉の代わりにシカ肉を使ったソーセージ、バーガーはいうまでもなく、ビーフ・ウェリントン(パイ料理)ならぬ『シカ肉ウェリントン』など、レディミール(調理済みの食品)などにシカ肉を使用したものが販売されている。
業界流通誌「The Grocer」は、シカ肉の躍進ぶりについて、健康志向、味の良さ、生産量の安定性などが人気の背景にあると説明。さらに、馬肉を使用した食肉偽装問題の一件後、牛肉以外の赤身肉を好む消費者が増加したと分析している。
高級食肉とされてきたシカ肉だったが、一般消費者にとっても『手の届く』食材であることが、ようやく認識されたともいえる。
「セインズベリーズ」「アズダ」「テスコ」などの各大スーパーは、不慣れな食肉の調理を好まない人にも対応するため、シカ肉を使用したバーベキュー関連商品、レディミールなどシカ肉製品の新レンジを次々に展開。この機会にあたなも試してみては?

















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