24日に行われた、サッカー『W杯』ブラジル大会1次リーグD組最終戦、イタリア対ウルグアイの試合で、ウルグアイ代表のFWルイス・スアレス選手(27)が、イタリア代表のDFジョルジョ・キエッリーニ選手(29)の肩にかみついたとされる『事件』を調査していた国際サッカー連盟(FIFA)は26日、スアレス選手に『有罪判決』を下したが、それにさきだち、英国のメディアでは、スアレス選手の蛮行が皮肉やユーモアたっぷりに報じられた。
2010年にはオランダのサッカーリーグで、昨年にはイングランドのプレミアリーグで、同様の『かみつき事件』を起こし、それぞれ7試合、9試合の出場停止処分を受けるという『前科』を持つスアレス選手に、世間の風当たりは強かった。
試合中、キエッリーニ選手は『かまれた』とされる左肩を見せ、審判に猛烈アピールを行ったものの、審判はスアレス選手に対して何の警告も出さず、同選手はプレーを続行。結局、イタリアは1-0でウルグアイに負け、1次リーグ敗退が決まっただけに、イタリアの怒りは激しかった。
そのイタリア以上に大騒ぎをしたのが英国のメディア。同じD組で、代表FWウェイン・ルーニー選手(28)のゴールにわくイングランドに冷や水をあびせるかのように、2ゴールを決めて勝利をもぎとったスアレス選手へのうらみの表れとも見られている。ちなみに、イングランドは1958年以来、初の1次リーグ敗退という屈辱を味わい、ファンを大いに落胆させた。
代表戦9試合の出場停止と、サッカーに関するあらゆる活動を4ヵ月禁止する処分が科されたスアレス選手は、ウルグアイがベスト16入りし、決勝トーナメントに進んだにもかかわらず、スタジアムに入場することすら禁じられることになったが、この処分とは別に、イングランドは独自の方法で『復讐』を敢行。
「デイリー・メール」紙では、インターネットに投稿された、様々な加工写真を掲載。スアレス選手を吸血鬼、栓抜き、凶暴な犬、サメ(映画『ジョーズ』のポスターを加工)、人食い教授ハンニバル・レクター(『羊たちの沈黙』などに登場する架空の人物)などに見立てた写真が並んだ=写真右。
また、「メトロ」紙の最終ページには、家電メーカーの「フィリップス」が、「歯に『イタリアン』(イタリア料理とイタリア人をかけてある)がはさまった時にピッタリ」という自社のデンタル・ケア製品の全面広告を掲載=同左。さらに、メガネ販売の「スペックセイバー」も、「キエッリーニ選手と料理のカネロニを間違えるような人は、スペックセイバーでメガネを作っておくべきだった」という全面広告をスポーツ欄に登場させるなど、やや『悪乗り』と見られる広報活動が見られた。皮肉を得意とする英国らしい!


















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