6/23 音響はバッチリ―大駐車場、こんな使い方もある! 

南ロンドンのペッカム・ライにある駐車場は、複数階に分かれており、英国でよく見られる何の変哲もないタイプ。しかし、22日夜、200名の聴衆を迎えて、この駐車場が一大コンサート・ホールとなったことを「メトロ」紙が伝えた。

公演を行ったのは、クラシック音楽が普段演奏されないような場所でコンサート活動を繰り広げ、より身近に、手頃な価格で本格的な音色を人々に感じてもらうことを目指すオーケストラ「Multi-Story Orchestra」で、200人以上の観客を前にシベリウスの交響曲第5番を披露=写真(「メトロ」紙より)。65名編成のオーケストラが、多目的使用を積極的に受け入れていることでも知られるペッカム・ライの駐車場に見事な演奏を響かせた。

同オーケストラを結成した作曲家のケイト・ホワイトリーさんと指揮者のクリストファー・スタークさんは、このコンサートについてブログを更新し、「クラシック音楽は伝統的にこう紹介されるべき、と決められてしまっているのが本当に残念。生の音楽ほど、人の心に迫り、理屈ぬきで圧倒するものはない。演奏はコンサート・ホールで、という概念にこりかたまっている人も、この演奏会を聴けばその考えが覆されるはず」と話す。

同オーケストラは、2011年に100名の演奏者で結成され、ペッカム・ライの駐車場で演奏会を開くようになった。

今回は、20日(金)にシベリウスの交響曲第5番を演奏したのに続き、日曜の公演では地元の小学生らに加え、「Lewisham Schools Sinfonia」「Southwark Youth Orchestra」「Peckham Chamber Orchestra」が参加し、ホワイトリーさんの書き下ろした楽曲「Alive For Children’s Choir And Orchestra」をともに披露した。

次回の同オーケストラによるこの駐車場での公演は、7月26日(土)に開催される予定で、チケットは1人5ポンドという。

 
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