1914年7月28日に第一次世界大戦が始まってから今年で百年。前世紀はさらに第二次世界大戦、冷戦時代と続いた。これらの戦いを通じで英国も多くを学んだように思われたが、冷戦終了後の『失敗した戦争』に費やされてきた金額が720億ポンドにものぼることが、研究の結果明らかになった。「デイリー・メール」紙が報じた。
この巨額の費用のうち、ほとんどが2003年勃発のイラク戦争(96億ポンド)と2006年に始まったアフガニスタン戦争(206億ポンド)で『乱費』されたものであると、軍事政策の研究機関「英国王立統合軍防衛安全保障問題研究所(Royal United Services)」が、このほど見解を発表した。
同研究所は、「イラク戦争ではサダム・フセインを倒すことによって、英国内の若いイスラム教徒を過激化させた。その結果、2005年7月のロンドン同時爆破テロを招いたことは誰の目にも明らか。国際テロは減るどころか、逆に増えている」と強い懸念を示している。
さらに、2003年のイラク侵攻と2006年のアフガニスタン侵攻に300億ポンドという莫大な金額を投じ、627名もの兵士たちを犠牲にしたにもかかわらず、それにみあう結果を得ることができなかったと、英政府を糾弾している。
英国が過去24年間に、こうした『失敗した戦争』につぎ込んできたのは、軍事費用347億ポンドに加え、死亡したり負傷したりした兵士たちへの補償金70億ポンド、退役軍人への長期にわたる治療費や精神的ケアなどの費用で、合計71・7億ポンドにも達するとされている。

















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