朝食を食べつつ、子供たちには学校に行く用意をさせ、自分も身支度をし…戦場のような朝のヒトコマ。出かける直前になって車の鍵が見当たらない、と大騒ぎになることは少なくないだろう。こういう状況の中で、男性と女性のどちらが鍵を早くみつけることができるか、研究者たちが科学的に論証を試みたという。「デイリー・メール」紙が報じた。
冒頭の問い対する答えは、ママ。複数のことを同時にこなすことにかけては、女性のほうが男性よりも長けていることが、このほど実験で改めて分かったという。グラスゴー、リーズ、ハートフォードシャーの3大学の研究者が共同で実験を行い、その結果が公表された。
実験は2種で、結果は次のとおり。
①男性、女性のボランティアに、途中で気が散るような変更が繰り返されるコンピューター・ゲームをしてもらう。→男女ともに、ゲームをこなすスピードは落ちていったが、男性のほうが、スピードの落ち方が著しかった。
②男性、女性のボランティアに、8分間で計算式を幾つかこなす一方、指示された複数のレストランを地図上で探し、草原でなくした鍵を探すためにたどるルート案をスケッチで提示してもらう。この間、電話が鳴り、それに対応する。→男女ともに大きな違いは見られなかったが、鍵を探すルート案については女性のほうが優れていたことが認められた。
①と②の実験結果から、プレッシャーの中、複数の課題を同時に与えられた場合には、女性のほうが優れた適応能力を見せるとの結論が導かれたという。
研究グループを率いた、グラスゴー大学のジジュスバート・ストート教授は、女性が複数の事柄を同時にこなすことに長けているのは、石器時代の名残ではないかと推測。女性は、子供の面倒をみながらキノコや木の実の採集、身にまとうものの繕い、石の道具作りなど、多くの仕事を同時にこなす必要があったのに対し、男性は、狩に出かけて獲物をとってくることだけに集中する日々を送っていたからでは、と説明している。

















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