就学年齢になっても、ナイフとフォークで食事する、絵筆を自在に使うといった基本的な事ができないばかりか、ひとりでトイレに行く訓練が済んでおらず、オムツをつけたまま登校する児童がふえていることが報告された。「デイリー・テレグラフ」が伝えた。
かつては就学する前に、家庭で習得させるのが当然と考えられていた事が、ないがしろにされる傾向が強まっているとされている。このほど、報道番組を制作する「Sky News」が、英国の教育事情を探る機関である「National Foundation for Educational Researcn」に委託し、イングランドで行われた調査で、学級担任の5%が、5~7歳児のあいだでオムツの取れない児童がクラスにいると回答。校長など学校の責任者になると、同年齢でオムツの取れない児童が在校すると答えたのは9%、すなわちほぼ10校に1校という割合に達することが明らかになった。
7~11歳児についても、学級担任では1%が、校長など学校の責任者では4%が、オムツが手放せない児童がいると認めており、中には、身体的あるいは精神的な発達障害などの症状がないにもかかわらず、15歳になってもオムツがとれない子供のケースすら報告されているという。
こうした「しつけ」の欠如は、以前は、経済的に恵まれない地域に住む子供に多く見られるとされてきたが、近ごろは両親が共働きで忙しすぎることが大きな原因のひとつと指摘されるようになっている。
学校関係者は、トイレにひとりでいけない子供により、授業が中断されることは教師らの大きな悩みとなっているとし、責任を果たそうとしない保護者の増加に強い懸念を示している。

















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