日本で「エンディングノート」という言葉が流行ったことを覚えておられるだろうか。ある葬儀会社のホームページによると、エンディングノートとは、「人生の最終章を迎えるにあたって自分の思いや希望を家族などに確実に伝えるためのノート」だという。
どのような葬儀にしてほしいか、火葬か土葬か、はたまた散骨か。散骨といっても海洋から宇宙まで、いろいろな場所が考えられる。
残された家族が迷わぬよう、「指示」を文書にしたためておくのは、極めて有効といわれているが、英国では、その労をとっているのは9人につき1人にとどまっていることが明らかになった。「デイリー・メール」が報じた。
葬儀を取り仕切ることを生業とする人(日本では「葬儀屋」などと呼ぶことも多いが)を、英国では「フューネラル・ダイレクター」と呼ぶ。全国の「フューネラル・ダイレクター」からなる組織「National Association of Funeral Directors」が、1800人の加盟員を対象に行った調査の結果が公表された。
ここのところ、慣習にしばられず、故人の好みにあわせた葬儀が行われることも少なくないという。西部劇をテーマにしたり、英国の伝統的な踊りであるモリス・ダンスの踊り手たちを招いて踊ってもらったり、葬列にクレーン車の一群を加えたりと、様々なリクエストが報告されたという。このほか、自分の持っている土地の中で一番の高台に埋葬してほしい、自分の一番好きなゴルフ場のそばにある庭園内に墓所を造ってほしい、ひつぎの中には、自分がいつも飲んでいた銘柄のティーバッグ、好きなタバコ、シャンパンを入れてほしい、といったユニークな希望も聞かれたとされている。
しかし、こうした希望を明確にするために準備する人の数はまだまだ少ないのが現状。「National Association of Funeral Directors」では、あまり身構えずに、率直な気持ちで相談すれば、逆に心が落ち着くのでは、と話している。

















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