
道端でオペラを歌っていた葬儀会社の見習い男性の歌が、有名劇場の前マネージャーの耳に止まり、その場でスカウトされるという、まるでオペラや映画にでもできそうな成功物語が一切に起こったことを「メトロ」紙が伝えた。
ロイヤル・オペラハウスの中を案内するツアー・ガイドもしていたというジャック・フォリー氏(54)は、癌研究のための慈善団体である「キャンサー・リサーチ」への寄付金集めを目的に、道端でオペラを歌っていた。今年3月始め、そこに偶然通りかかったのがロンドンの老舗劇場「ロンドン・パラディウム」の前マネージャーであるジョナサン・ブロスナン氏。ジョナサン氏はフォリー氏の歌声に魅了され、ただちに契約。その後クラシカル・クロスオーバーミュージック(クラシック音楽とポピュラー音楽を融合させたジャンル)の名曲『ネッラ・ファンタジア』を録音、発表するなど、成功への階段を着実に上りつつあるという。
16歳の時にオペラと出会い、まわりの同世代の友人からは「かっこわるい」と言われてもオペラへの思いは変わらなかったと話すフォリー氏。「ジョナサン(ブロスナン氏)は、私の歌をとても褒めてくれたので、自分のCDを渡した」と、ブロスナン氏に初めて会った時のことをふり返る。「ジョナサンの仕事場に行き、そこでさまざまなアイディアを話し合った」としている。
ツアーガイドを務め、慈善団体のためのボランティアとして歌う傍ら、植木のせん定、葬儀会社の見習いとして働いていたというフォリー氏について、ブロスナン氏「雨、ひょう、雪など、どんな悪天候の中でも彼の歌声は美しく響き渡った。彼がどのレコード会社とも契約を結んでいなかったということには驚くばかりだ」とフォリー氏の才能を称えている。

















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