4/1 エイプリルフール―英全国紙で恒例のジョーク、アイディア競う



 

4月1日のエイプリルフール。機知に富むジョークが高く評価される英国では、毎年、全国紙がアイディアを競う。全国紙が紙面を使って「大まじめ」に繰り広げるジョーク記事の数々を見ると、日本との文化的背景の違いに驚くほかない。

ジョークは、その時々の世相、国際情勢などを色濃く反映したもの。その例として、今年の9月に英国からの独立の是非を問う国民投票を控えるスコットランドを題材にしたジョークを用意した、「デイリー・メール」紙と「デイリー・テレグラフ」紙についてご紹介してみたい。

「デイリー・メール」紙はかなり手がこんでいる。紙面の半分を使った記事=写真上=を掲載し、「政府の機密文書」に記されたものが「たまたま」明らかになったとし、スコットランド独立後のユニオン・ジャックがどうなるかを説明している。この記事内には「国旗に関するミニ知識」として、小さなコラムが含まれており、その各項目の一番最初の文字を続けて読むと、「APRIL FOOL」になるという仕組み。

一方、「デイリー・テレグラフ」紙は、大きな1ポンド硬貨の写真を掲載した。スコットランドが独立したあかつきには、スコットランド国民党(Scottish National Party)党首で、スコットランド自治政府首相のアレックス・サモンド(Alexander Salmond)氏がエリザベス女王の代わりに刻まれることになるという内容。記事の末尾に、これを書いた記者として「Flora Poli」とあるのがミソ。この名前に使われているアルファベットを並べ替えると「april fool」となる。

ジョークのタネにされても目くじらをたてたりしないのが、英国人に求められる、紳士的対応。大人の余裕と言えそう!?

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