英国では、3世代が共に住むケースはまれ。従って親が働きに出る場合、子供が一定の年齢に達するまでは、ナニー(子守り)に自宅に来てもらうか、チャイルドマインダー(自宅で子供を預かる公認専門家)やナーサリー(保育所)に預けるしかない。しかし、職場での給与は一向に上がる気配を見せないのに対し、昨年、こうした育児ケア関連の費用は平均で19%も上昇。長時間働けば働くほど赤字…という極端な場合すら認められるようになっており、外で働くことを望む親の思い足かせになっている現状を「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
ナニーをオンラインで探す手助けを行うウェブサイト「Findababysitter.com」が1000人余りの親を対象に行った調査で、失職中の親の4人に1人が復職を希望しているにもかかわらず、育児ケアの費用の高騰で家を離れられないでいることが判明したという。
ナニーや家政婦などを雇う際の時給の平均額は昨年、8・10ポンドから9・80ポンドに跳ね上がったとされている。また調査に参加した人の約半数が、子供の世話にかかる費用について、政府からの支援は充分でないと答えたことも分かった。
この育児ケアひとつをとっても、英国経済における真の回復への道のりはまだまだ遠いと言うしかなさそうだ。

















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