
© DickDaniels
1910年に記録がとられるようになってから、この冬の降水量は最多となっており、英国に深刻かつ長期にわたる洪水被害をもたらしていることをお伝えしたばかりだが、今冬の雨はしばしば暴風をともない、電線破損による停電や、倒木が原因の死亡事故など、各地で大きな被害を招いている。
しかし、被害を受けているのはヒトのみではないことを「デイリー・メール」が報じている。
甚大な被害が出ているのは、グレート・ブリテン島沿岸に生息する野鳥のコミュニティ。コーンウォール、デヴォン、ドーセットなどイングランド南西部の海岸に、少なくとも5000羽の野鳥が打ち上げられたという。
犠牲になったのはウミガラス(guillemot)=写真、オオハシウミガラス(razorbill)などとされ、強風、暴風が断続的に吹き荒れた結果、エサを十分にとることができず、しかも、その栄養不足の状態のまま、強い風の中を飛び続けなければならず、力尽きて海に落ちたと見られている。
一方、英国海峡をはさんだ南側、フランスの海岸にはパフィン(ツノメドリ、puffin)の死骸が1万5000羽も打ち上げられたと報じられており、野鳥保護にあたる専門家グループでは、繁殖期を前に、生息数の激減は大きな影を落とすと危惧している。

















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