不況の中、緊縮財政が続き、公共サービスの分野でも容赦ない経費削減措置が取られているが、このほど、ロンドンでももっとも古い歴史を誇る消防署のひとつである、クラークンウェルの消防署が閉鎖された。建物は高級フラットに改装される予定という。「デイリー・メール」紙が報じた。
ロンドンのキングズ・クロスにほど近い場所にある、「グリーン・ウォッチ」消防署は9日、142年という長い歴史にピリオドを打った。
同署を閉鎖の危機から守ろうという抗議運動が繰り広げられたものの、政府にその思いは届かなかった。この消防署に29年間勤務したアレックス・バドコックさんは「こんなに悲しいことはない」と嘆きに満ちたコメントを口にした。バドコックさんをはじめ、同署勤務のすべての消防士はユニフォームを脱ぎ、平服で同署を去るよう通達されたという。涙をおさえきれず、抱き合ってなぐさめあう署員の姿も見られた。
今後2年で、ロンドンでは4500万ポンドの削減を達成するため、14の消防署が閉鎖され、552人の消防士が解雇される予定。

















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