創設から昨年で150年を迎えたロンドン地下鉄。世界にさきがけて運行が始まったという輝かしい経歴を誇るが、老朽化との厳しい戦いが日夜続いていることは、ロンドン在住の庶民なら、知らない者はいない。週末に、一定の区間が運休するなど序の口。駅が1年以上にわたって閉まることもある。中心部にある利用者の多い駅で、この閉鎖を敢行されると、不便このうえない。しかし、どんなに抗議しようと聞き入れてもらえるわけではないので、ただガマンする―これがロンドン式の暮らし方といえるだろう。
庶民の忍耐力を試すように、またひとつ、利用者の多い駅で工事が行われることが明らかになった。ディストリクト&サークル線と、ベーカールー線、ノーザン線がまじわるエンバンクメント駅で、築80年というエスカレーターの大修理が行われることになり、8日から11月初旬まで、ベーカールー線、ノーザン線の列車はこの駅をす通りするという。
ディストリクト&サークル線の利用者は従来どおり、同駅で乗り降りできるので、完全閉鎖でないだけまし…そう思った人は、ロンドン暮らしがすっかり板についたといえそう!?
ちなみに、ロンドン交通局では、ベーカールー線、ノーザン線の利用者は、最寄のウォータールー駅やチャリング・クロス駅を活用してほしいと、親切に『アドバイス』している。

















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