サッチャー元首相、女王への週1の謁見をけりまくっていた!?

英国の歴代の首相は週に1度、バッキンガム宮殿に参内し、様々な事柄について君主に説明・報告する義務を負っている。平和な時代には、毎回約20分ほどとされるこの定期ミーティングは『audience』と呼ばれるもの。同名の舞台がロンドンの劇場街、ウェストエンドで上演されて、エリザベス女王役を演じたヘレン・ミレンが絶賛されたことは記憶に新しい。

今年亡くなった故マーガレット・サッチャー元首相が、この謁見を自分の都合でしばしば『リスケ(reschedule=予定変更)』し、バッキンガム宮殿側から苦言を呈されるほどであったことがこのほど明らかになり、話題となっている。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。

日曜紙「メイル・オン・サンデー」が情報公開法に基づき入手したとされる情報によると、サッチャー氏は、ある時は、フランスの金融関係者との懇親会を優先し、女王への謁見の日時変更を要請。ただし、その理由は明確にはバッキンガム宮殿側には伝えられなかったとされている。

また、ある時は、ウィンザー城で催された泊りがけの晩餐会の招待を辞退。これは、サッチャー氏の夫、デニス氏が翌朝、重役会議に出席する都合があったためと説明されている。

サッチャー氏の葬儀にあたり、エリザベス女王が異例の参列を果たしたことから、女王とサッチャー氏は、実はそこまでの敵対関係にはなかったのでは、という声も聞かれたものの、ふたりの関係はあまり良好でなかったとする見方が強い。

実際、サッチャー氏のたびかさなる『リスケ』要請に、バッキンガム宮殿から、「謁見は常に定時に行われるべきである」と苦言が呈されていたことが判明。女王と女性宰相の関係が、緊張をはらむものであったことが改めて指摘された。

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