このほど英国内の『万引き事情』が報告され、万引きを働く者が中産階級層に属しているケースが増えていること、および万引きのターゲットが高めの食品などに推移していることが明らかになった。「デイリー・メール」紙が報じた。
長引く不況の中、食品類の万引き被害ははエスカレートするばかりで、各スーパーマーケットでは、丸ごとのターキー(七面鳥)やステーキ肉などに、電子防犯タグ(※)をつけるなど、万引き対策に追われている。
小売店が直面する盗難に関して調査を行う「Global Retail Theft Barometer」が調べたところによると、小売店での万引き被害総額は年間で34億ポンドにものぼり、1世帯あたり、124・60ポンドをくすねている計算になるという。こうした損失が商品価格の上昇を招き、一般消費者がうめあわせを強いられていることになる。
最も頻繁に万引きの標的となる商品としては、ガモン・ハムのかたまり、冷凍鶏胸肉、骨付き牛肉、ベーコン、ブリーやパルメザンといった高級チーズ、ネスカフェ・ゴールド・ブレンド(ただのネスカフェではない点が特徴)、ワイン、グレンズ・ウォッカを筆頭としたスピリッツ類が挙げられている。
他にも健康美容部門では、カミソリ刃、マスカラ、口紅、香水、スキンケア製品、日焼け止め、ヘアー・ストレイトナー、電動歯ブラシ、スポーツ栄養食品が最も狙われやすく、ホームセンターでは電動機器、ケーブル、電池やドアの施錠などが多く被害にあっているという。
小売業についての調査を行う「Centre for Retail Research」の責任者ジョシュア・バムフィールド教授は「より多くの人が盗みをはたらき、そうした窃盗犯はさらに多くを盗むようになっている」と指摘している。
※電子防犯タグ…支払いの際に設定が解除されないと、店を出るときに警報が鳴る仕組み。

















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