長期間に渡りひどい上司の元で働くことで生じるストレスは、重大な健康被害につながりかねないことが、研究により改めて指摘された。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
心的ストレスが健康に害をもたらすことは周知の事実だが、長時間、オフィスで顔をつきあわさねばならない上司が、強いストレスのもととなっている場合、その健康被害は甚大である可能性があることが、研究の結果、判明したという。
慢性的に続くストレスにより、免疫細胞の性質に変化が生じ、存在しない感染症や心的外傷にまで抵抗しようとするようになる。過剰反応といえるこの状態が続くと、その結果、炎症が起き、さまざまな健康問題を招くと研究家チームは説明している。
今回行われたマウス実験で、ストレスにさらされ続けると、こうした免疫細胞の性質の変化が見られたという。また、生活上のストレスが多い傾向にある貧困地域に住む人々の血液サンプルをテストしたところ、同じような免疫細胞の変化が認められた。
研究家チームでは、「細胞は、ストレスに反応する様々な性質を持っているが、我々の研究結果では、長期に渡ってひどい上司の元で働いている場合など、慢性的なストレスにさらされ続けるケースでは、免疫システムの変化が遺伝子レベルで起こる可能性が示唆された」と警笛を鳴らしている。

















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