11/25 ロンドン警視庁総監が失言―自転車通勤はビンボー人の選択!?

 

現ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏が自転車通勤の熱烈な推奨者であることは有名。みずから率先して実践しているだけでなく、自転車ルートの整備、レンタル自転車の導入など、奮闘している。しかし、自転車ルートの整備はまだまだ不十分で、英国では多くの場合、自転車は車道を自動車とともに走らねばならないのが実情。事故も多く、ロンドンではこの2週間で6人のサイクリストが落命し、自転車通勤の安全性に疑問が呈されている。そのような中、ロンドン警視庁の総監が、ラジオ番組で思わずホンネをもらし、弁明に負われている。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。

22日に、ラジオ番組「BBC London 94.9」に出演したロンドン警視庁総監バーナード・ホーガン・ハウ卿は、「個人的には、交通量の多いロンドンで自転車通勤はしたくない」と、ジョンソン市長の機嫌をそこねるような意見を口にした。「自動車に勝てるわけがない」からと説明。また、「しかし、経済的な理由で、そうせざるを得ない人たちもいるだろう」と、自転車通勤は、マイカー通勤や、バス・地下鉄での通勤をするだけの経済的余裕がない人たちの選択肢であるかのようなホンネをもらしてしまったという。

本人が「マズイ」と思ったのか、側近たちがあわてたのか定かではないが、このラジオでの発言のあと、同卿は警視庁を通じてコメントを発表。「サイクリングは健康に良いので、自転車通勤者が増えることを願っている」と、真逆の内容。「ただ、危険がともなうことも考慮し、十分に注意して乗ってほしい」と、優等生的な呼びかけを盛り込むことも忘れなかった。

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