© Xauxa Håkan Svensson 大型で繁殖力も強く、食欲旺盛というスペイン産ナメクジがヨーロッパに広がり、ついに英国にも渡来したとして、専門家や農業・庭園関連の仕事に従事する人々のあいだで強い懸念が広がっていることを「メトロ」紙が報じた。
「Arion vulgaris」と呼ばれる、スペイン原産のこのナメクジ=写真=は、サラダの葉にまぎれて英国に侵入してきたと考えられている。繁殖力が強い同ナメクジの勢力分布図が英国中に広まるのをどうやって防ぐかが問題になっており、「slug-watch」と題した、このナメクジの動向を知らせるとともに、捕獲するための罠の作り方などを掲載したホームページも登場している。
ヨーロッパ大陸では、1950年代から広く見られるようになった同ナメクジだが、英国では、まだ広まりきっていないとされている。特に今年の冬、厳しい寒さが長く続いたのを受け、かなりの数が死んだと考えられていた。ところが、英国の厳冬にも耐える「進化型」の出現が認められるとされ、懸念の声は高まるばかりという。
ノーリッジにある研究機関「John Innes Centre」のイアン・ベッドフォード博士は、ノーフォークの博士自身の庭で同ナメクジを目撃。「農作物を食べ、庭園を荒らすことはいうまでもなく、死んだ小型動物さえエサとする」として注意を呼びかけている。
小型のナメクジもエサにすることがあるとさえ言われるこのナメクジは、スカンジナビア半島では2~3年前から大量発生するようになり、道路に溢れかえり、交通障害になったこともあるという。

















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