10/4 ジャコウネコのフンから作るコーヒー、販売するハロッズに非難の声

より美味しい物を求める、人の欲に果てはない―それを如実に示すコーヒー「コピ・ルアク(Kopi Luwak)」が、ナイツブリッジの高級デパート「ハロッズ」で販売されている。コーヒー1杯分が60ポンドほどもするという、この高価なコーヒーをめぐり、ハロッズと動物愛護運動家たちとのあいだで対立が生じていることを「イヴニング・スタンダード」紙が報じた。
インドネシア語で、「コピ」は「コーヒー」のこと、「ルアク」は「マレージャコウネコcommon palm civet」のこと。マレージャコウネコ=写真=は、熟したコーヒーの実を食べる習性があるが、不完全な消化しか行われず、フンには実がほぼその形のまま残されているという。
このフンからコーヒー豆を選りだしてよく洗浄し、乾かしてから高温で焙煎したものが「コピ・ルアク」として販売される。独特の甘味とまろやかさがあると珍重され、450グラム入りパックで約150ポンドから、時には1杯あたり60ポンドもするというぜいたく品として販売されている。
取り扱うハロッズでは、豆は「天然」と説明しているが、動物愛護団体は、英公共放送局BBCの潜入調査をもとにしたドキュメンタリーで、インドネシアやフィリピンでの実態が暴露されたとして反発。このドキュメンタリーでは、多くのマレージャコウネコを小さなおりにつめこみ、無理やりコーヒーの実を食べさせて、コピ・ルアクを「量産」している様子がとらえられているとされる。
ハロッズでは、現在、事実を調査中と説明しているものの、今のところ販売を中止する予定はないとコメントしている。また、同デパートはコピ・ルアクのほか、「テラ・ネラTerra Nera」と呼ばれる南米産の超高価なコーヒー豆も販売。こちらは、ペルーで「ウチュナリ」と呼ばれるハナグマ(鼻熊)が食し、やはりフンとして排出したコーヒーの実から作られたもので、 ビスケットのような甘みを呈するという。
本当にそこまで美味しいのか、一度は飲んでみたい!?

ロンドンおすすめレストラン
面白すぎる英国ジョーク
なるほど英国Q&A
ロンドン近郊トラベルガイド
ロンドン最新トレンド
面白すぎる英国史
面白すぎる英国の偉人
ロンドンでアフタヌーンティー