ナイツブリッジにある高級百貨店「ハロッズ」の求人情報に応募した求職者らがネット詐欺に遭い、銀行口座から多額の現金を引き出されていたことが分かった。「メトロ」紙が報じた。
同紙によると、事件の発端となったのは、大手クラシファイド・サイト「Gumtree」に投稿されていた、ハロッズの求人広告。その広告に返信すると、実在するリクルート会社「Blue Arrow」からメールが届き、採用応募用の申し込み用紙をダウンロードして、それに記入するよう連絡がきたという。
しかし、その「申し込み用紙」をダウンロードすると、容疑者グループが潜ませたウイルスが被害者のコンピューターに同時にダウンロードされる仕組みになっていた。PC内に入り込んだウイルスがログイン情報を詐取。被害者の銀行口座の詳細をつかんだ容疑者グループは、口座から現金を引き出したり、オンライン・ショッピングで多額の買いものをしたりするなど、被害者に多額の損害を与えたと報じられている。
個人被害の最高額は4700ポンドで、被害総額は100万ポンド以上にのぼると見られている。
この狡猾なネット詐欺の主犯格として逮捕されたのは、ロンドン南部出身のナイジェリア人タイロン・エリス容疑者(27)。共犯者として、20代のナイジェリア人4名と、そのうちの1人の母親も逮捕されている。
ハロッズの求人広告を語ったサイトで被害者が出ていると聞き及んだ警備ダイレクターが、米国のフィッシング詐欺のエキスパートに依頼し、容疑者グループを割り出すことに成功、逮捕につながった。「Gumtree」上のハロッズの偽求人広告は2010年8月に初投稿され、以降、415回以上にわたって投稿され続けていたという。
日々巧妙になっていくネット詐欺。くれぐれもご用心を。

















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