1994年にスタートした「ナショナル・ロッタリー」こと英国営宝くじ。不況を背景に、収益金を文化事業にあてるという「大義名分」のもと、国を挙げてのギャンブルにゴーサインが出てから19年が経過したことになる。運営企業の「Camelot」では、「ロッタリー」購入者の減少に歯止めをかけるとともに、当選の仕方を増やしてほしいという国民からの要望の高まりに応えるためとして、10月5日(土曜日)の抽選分より、1回の掛け金を、1ポンドから一気に2ポンドに倍増することを発表。同社は暴利をむさぼっているとして、強い反発が起こっていることを各メディアが報じている。
現行の「ナショナル・ロッタリー」では、6つの番号すべてが合えば「ジャックポット」、つまり特賞。これ以外に、5つの番号と、「ボーナス・ボール」と呼ばれる数字が合った場合から、最低で3つの数字が合った場合まで、賞金が当たる仕組みになっている。
今回予定されている変更は「ジャックポット」以外で、主なものは次の通り。
*番号が3つ合致…賞金10ポンド→賞金25ポンドに引き上げ
*番号が4つ合致…60ポンド→100ポンドに引き上げ
*番号が5つ合致…1,500ポンド→1,000ポンドに引き下げ
*番号5つとボーナス・ボールが合致…50,000ポンドに引き下げ
賞金が引き下げられるものもある代わりに、毎週20本、20,000ポンドの賞金が当たる特別抽選が行われると説明されている。
今までの掛け金では、購入できる「ロッタリー」が半分になってしまうという強引な値上げに対して、購入を「ボイコットすべきだ」などの強い抗議の声が聞かれているが、「Camelot」にとってはどこ吹く風。10月5日と12日の抽選にあたっては、さらに1,000人に賞金が当たる、『改定記念』の特別抽選を用意し、国民の怒りを静めようと目論んでいる模様。これまで通りの予算で「ロッタリー」を買い続けるか、投資額を2倍にするか、悩む国民は少なくないだろう。

















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