英国で「慈善=チャリティ」といえば、古くは上流階級など裕福な階層の人が、恵まれない人たちに行う「施し」というイメージが強かった。当然、与えるほうは見返りを求めることはなく、完全な無償奉仕で、キリスト教で説くところの人間愛に基づいた行為と言えた。ところが、「チャリティ」も様変わりし、今や著名な慈善団体の上層部は、みずからが属する団体から10万ポンド以上の年俸を得るケースが珍しくないという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
多くの人々からの寄付金から成り立っている慈善団体だが、このほど同紙が、英国で広く知られている大規模慈善団体8つ(※)を対象に調査を行った結果、年俸として10万ポンド以上を受け取っている「高給取り」が38人もいることが明らかになった。
年俸10万ポンド以上の役員クラスは、2010年には22人だったのが、12年には38人に急増。実に72%の増加を見せている。年俸6万ポンド以上をみると、10年の192人から242人へと25%増加していることが判明したという。
この中でも最高額を稼いだのは、昨年、ナショナル・トラストのトップの職から退いたフィオナ・レイノルズ氏で、21万9999ポンド。ちなみに、ナショナル・トラストは、10万ポンド以上の年俸を得ている人が21人と他の慈善団体を圧倒していることも指摘された。
また、別の調査では、英国赤十字のトップ、ニック・ヤング氏が18万4000ポンドを得ているほか、「Save the Children」「Comic Relief」「Christian Aid」「Oxfam GB」のトップがいずれも10万~16万ポンドの高額を各慈善団体から得ていることが報じられている。
厳しい批判の声が聞かれる一方、「大きな組織の長として、運営にあたるには才能、経験のある優秀な人物が必要。高額が支払われて当然」と開き直る関係者もいるという。
※ナショナル・トラスト、RSPCA(王立動物虐待防止協会)、NSPCC(全国児童虐待防止協会)、Guide Dogs(全盲犬の協会)、WWF-UK(世界自然保護基金/英国支部)、RSPB(王立鳥類保護協会)、Shelter(ホームレスの自立支援、住宅に関する問題の改善などに取り組む)、Barnardos(子供や若者のケアを実践する)

















![私のイチオシ[スーパー編]](/images/common/category/ichioshi-img_sq.gif)
















セール情報をいち早くGET!今週のお買得★食料品『TKトレーディング』