8/27 クリケットのイングランド代表、競技場の芝の上で大ヒンシュク祝勝会

クリケットのイングランド代表チームが、オーストラリア代表との因縁の対決『the Ashes(アッシュズ)』(※)で勝ち越しを決め、英国中のクリケット・ファンを喜ばせた。選手たちも、もちろんうれしかったに違いないが祝勝会で羽目を外しすぎ、問題となっているという。最終の5戦目が行われた、由緒あるグラウンド「The Oval」の芝の上で飲酒したばかりか用を足すなどし、イングランド&ウェールズのクリケット協会が調査に乗り出す騒ぎになっていることを、「メトロ」紙が報じた。
クリケットの国際試合「テスト・マッチ」の中でも、イングランド対オーストラリア戦は、伝統ある試合として注目度が高い。今回、イングランドで5回戦が行われ、イングランドは3対0で快勝。更衣室で始まった祝勝会は盛り上がり、選手たちは5回戦の舞台となった「The Oval」の芝の上に繰り出す展開になったとされている=写真(「メトロ」紙より)。
メルボルンの「The Herald Sun」紙の記者マルコム・コン氏によると、このどんちゃん騒ぎは試合後2万3500人の観客が帰ってから始まり、報道者席からも全貌が見えていたという。
同氏は「グラウンドの中央は暗かったが、スタンド側の明かりはまだついており、清掃スタッフなどが後片付けにあたっていた。そんな中、チュアート・ブロード、ケヴィン・ピーターセン、ジミー・アンダーソンといった主力選手を含む複数の代表選手が、チームメートにはやしたてられる中、放尿し始めた」と当時の様子を話す。
「The Oval」をホームとして使用する「Surrey Country Cricket Club」のリチャード・グールド氏は「『The Oval』という歴史ある神聖な場所でそのような行為に興じるなど言語道断」と厳しく非難している。
また、イングランド代表の元キャプテンで、現在は解説者として活動するマイケル・ヴォーン氏は、ツイッター上で「イングランド代表は早くも来夏のインド戦の用意をしているように見えるだろ。『The Oval』に水をまいている!!!!」と、茶化しながら一連の騒ぎをレポート。これもひんしゅくをかった。
事態を重く見た、イングランド&ウェールズ・クリケット協会は調査を開始したと報じられている。

※『the Ashes(アッシュズ)』:1882年、オーストラリア代表が敵地イングランドで初めてイングランド代表を撃破。これを嘆いた英スポーツ新聞『Sporting Times』が、「イングリッシュ・クリケット氏、死去」と、死亡追悼記事を掲載。火葬後、灰はオーストラリアに持ち去られたとし、イングランド代表は、次のオーストラリア戦で、この灰を取り戻すべく戦うことになった。以降、イングランドとオーストラリアは「灰」をいれた、高さ15センチほどの小さな「骨壷」(クリケットのボール2個の灰が入っていると言われている)をめぐって戦うことになり、現在に至っている。近年は、2年に1度(例外あり)、イングランドとオーストラリアで交互に5回戦(1回の試合は最長5日にわたる)が行われる形がとられている。

 

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