8/7 現役・退役軍人の年間自殺者数、ついに戦死者数を上回る

2014末をめどに、アフガニスタンからの完全撤退を目指す英軍だが、『終戦』の文字は見当たらず、断続的な戦闘やテロにより落命する英軍人のニュースがしばしば伝えられる状況が続いている。このような中、昨年における、元兵士を含む総死亡者数の内訳で自殺者数が戦死者数を上回ったことが判明したという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
昨年、アフガニスタンで戦死した英軍人は44名。これに対し、アフガニスタンの前線に配属されていた現役兵、または退役軍人の自殺者数は少なくとも50名に上ったことが明らかになった。
自殺の主な原因として挙げられているのは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)で年間死者数は、検視官らによる分析報告や、BBC制作の時事ドキュメンタリー番組「Panorama」のために集められた資料から割り出されたもの。
この数は、先月、防衛省が議会で報告した軍人自殺者数7名という公式記録を大きく上回っている。また、政府は、他にも21件の自殺とみられるケースがあること、退役軍人ついては適切な追跡調査が行われていないことを認めているという。
湾岸戦争時に英陸軍砲兵態に配属され、現在は元軍人らのための慈善団体を取り仕切るジェイソン・ラスボーン氏は、「防衛省は安っぽい保険会社のような対応しかしてくれていない。我々に背を向けているようにしか思えない」と、前線で精神的に傷を負った現役・退役軍人を対象とした心のケアが不十分であること、責任逃れを繰り返す防衛省の態度を厳しく批判している。

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