8/1 冷房なしのロイヤル・アルバート・ホール、サウナ地獄に苦情殺到!

一般の人々にクラシック音楽を身近に感じてもらおうと1941年に始まった、「プロムズ」。世界の一流アーティスト、オーケストラなどのゲスト出演もまじえ、7月中旬から約2ヵ月、日替わりで名曲の数々が楽しめる、伝統的イベントだ。ステージ前のアリーナと天井桟敷のギャラリー部分は、座席のない立見式で料金は5ポンド(約750円)と破格(ただし予約不可、早い者勝ち)であるのも魅力。
ロンドンの夏の風物詩ともいえる、この人気の「プロムズ」だが、会場であるロイヤル・アルバート・ホールは、1871年にヴィクトリア女王臨席のもとにオープンしたという演劇場で、猛暑の中、『地獄のような暑さ』が問題になっているという。「デイリー・テレグラフ」紙が報じた。
7月22日には、屋外の最高気温が33.5度に達するなど、英国らしからぬ猛暑に見舞われているロンドン。8月1日もそれに近い暑さとなった。
どれほど暑かろうと、「プロムズ」は予定通り行われ、オーケストラの男性演奏者や指揮者は原則として燕尾服着用。観客も、クラシック音楽を聴くのにふさわしい服装で来場していることが多く、『汗がしたたる』ような熱気の中で、ひたすら暑さをがまんするしかないのが現状で、苦情が殺到しているという。
劇場側も内部の暑さについては『重々承知している』とコメント。ロイヤル・アルバート・ホールの広報担当によると、「換気設備(ventilation)」の改善計画にはすでに着手しており、工事はこの秋から始まる予定と釈明している。
ロイヤル・アルバート・ホールは、指定座席と立見席があり、最大収容人数はおよそ5200人。劇場側が説明に使っている「ventilation」が「冷房設備」を意味することを祈るばかり…。今年150周年を迎えたロンドン地下鉄も、基本的に冷房設備はないという英国だけに、ロイヤル・アルバート・ホールに冷房設備が完備できないと聞いても驚かない!?

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