7/29 ほっそり内務相、詮索にブチ切れ―「糖尿病のせいですけど、それが何か」

現保守党の女性議員のなかでは、もっとも党首になる可能性の高い人物とされる、内務大臣テリーザ・メイ氏(56)。ヒョウ柄のパンプスで登場するなど、ファッションへの関心が高いことでも知られる同氏だが、ここ数ヵ月で10キロ余りもやせ、すっかりスリムに『変身』=写真はともに「デイリー・メール」紙より(左は2010年、右が2013年)。次期党首の座をねらい、有権者へのアピール度を高めるためにダイエットに励んだ結果では、といった様々な憶測を呼んでいた。
労働党の内務特別委員会の委員長を務めるキース・ヴァズ氏に至っては、ツイッターで「(メイ氏の)やせかたを少し心配している。このところ、ほっそりしすぎだ。ダイエットに成功したのか、あるいは職務のストレスのせいか?」と、意地悪なコメントをつぶやく始末。雑音の多さに耐えかねたのか、メイ氏は日曜紙「メール・オン・サンデー」の紙面で、「体重の減少は1型糖尿病にかかったせい」と説明。1日に数度、インスリン注射を打たねばならないものの、「この糖尿病によって、私の職務遂行能力が影響を受けることはない」と強調、ヴァズ氏に「私的なコメントはやめてほしい」と『反撃』を加えたことを、「デイリー・テレグラフ」紙などが報じた。
昨年11月、風邪がなかなか治らないため、医師のもとを訪れ、血液検査で1型糖尿病を発症していることが判明したというメイ氏は、「最初は大きなショックを受けた」と心情を吐露。しかし、この病気を受け入れて暮らしていくしかないと語り、今までどおりに内務相として全力を尽くす意向を示した。
生活習慣の影響により発症する2型糖尿病とは異なり、1型糖尿病は食事療法や運動療法はほとんど効果がないといわれ、強化インスリン療法などが主な治療法とされる。発症者の大半が小児であることから「小児糖尿病」と呼ばれていたこともあるほどで、メイ氏の年齢での発症はあまり一般的ではないとされている。
自らも6年前に糖尿病を発症したというヴァズ氏は、手のひらを返したように「メイ氏が今後も内務相として立派に職務を遂行していくことは間違いない」とメイ氏を支援するコメントを即座に発表。前労働党政権で副首相を務めたプレスコット卿など、『糖尿病仲間』から、メイ氏が病名を発表したことを賞賛するとともに、激励するコメントが相次いで寄せられているという。
 

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