英国は、路上で反社会的行為を目撃しても見て見ぬふりをする社会へと変わりつつあるようだ。「デイリー・メール」紙が伝えた。
リサーチ機関「YouGov」が、政策を検証する保守党系組織「Policy Exchange」の依頼にもとづいて行った調査によると、例えば、10代の若者らが通りで飲酒をしたり、通行人に暴言を吐いたりしているのを見ても、英国人の64%が無視して通り過ぎると回答したことが分かったという。
全国的にみると、そうした反社会的行為を見て、やめるように注意する人はわずか27%、ロンドンにおいては、20%を下回ることが判明。注意する人の割合がもっとも高かったのはスコットランドではあるものの、3分の1にとどまったと報告されている。
この調査結果から、人々が犯罪に立ち向かう勇気をなくしていると、懸念の声が聞かれている。
多くの場合、犯罪や反社会的行為を目にしても通報さえも行われず、その理由として、人々は自分たちでは解決できない、あるいは警察に真剣に取り合ってもらえないと考えていることが可能性としてあげられるという。
昨年、イングランドおよびウェールズにて、各家庭へのインタビューをもとに行われた犯罪調査で、およそ950万件の犯罪が確認されたが、それに対して、正式に通報が行われたのは、400万件のみであったという。
また、「Police Exchange」による調査では、74%の警察署長は、一般市民はもっと積極的に犯罪や反社会的行為を通報できるはずだと考えており、94%は、一般市民からさらに多くの情報が寄せられてしかるべきだと答えたことも明らかになっている。「Policy Exchange」では、通報が容易にできるシステムを確立するよう警察に求めおり、2020年までにテキスト・メッセージや、Eメール、ソーシャル・メディアなどを使っての通報を可能にすることを目指しているという。

















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