英国にしては珍しい暑さが続いている中、泳げない児童が増えていることが分かり、水難事故の増加も懸念されていることを「デイリー・メール」紙が報じた。
「アマチュア・スイミング・アソシエーション」が行った調査により、小学校卒業時の11歳で、その4割が25メートルも泳げないことが明らかになった。この割合は昨年に比べ3割もアップ、有識者や保護者らから心配する声があがっている。
児童が学校で水泳の授業に費やす時間は、年間平均でわずか8時間15分。ナショナル・カリキュラム(英国で導入されている教育指導基準)が推奨する時間の3分の1程度とされるほか、「我が子が学校で水泳の授業を受けたことは一度もない」と答えた保護者は37%に達したという。
今回の調査結果に危惧の念を抱いた「アマチュア・スイミング・アソシエーション」は、オフステッド(Ofsted=教育水準監査院)は小学校での水泳教育に関する監査を直ちに始めるべきだと主張。現在、オフステッドの監査内容に水泳教育が含まれていないことが、学業成績を上げることだけに集中する学校側が予算を水泳教育に割り当てることができていない現状を招いているとして、同アソシエーションでは政府を批判している。
2011年の統計による英国の溺死者の数は407人で、19歳未満が47人と1割余りを占めている。

















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